はじめましてのブログ

ブログ始めてみました。

うわあなんかどきどきする。

何事も続かないことが多いからこのブログも続くかわかんないけどとりあえず始めてみましょ。

最近書いておかないとすぐ忘れてしまうので備忘録としても機能させたいところです。

テーマとしてはとりあえず英語について、それから日ごろ見たドラマ、映画、演劇などについて思ったことを書きつづれたらいいなと思います。

 

先ほど、ネットに落ちていたラジオを聞いてて嫉妬心の話題が出てました。高僧が修行を重ね、煩悩を1つずつ取り除いていって最後の最後まで残っていたのが嫉妬心だそうです。

最初の投稿がそれなのもどうかと思うけど、英語のjealousyとenvyってどう違うのか気になり始めたので、考えてみようと思います。

残念ながらOEDなんてごっついものはもっていないので、手持ちの電子辞書に入っている辞書で見てみると

基本的に次のことは言えるかと思います。

すなわち、

jealousyは三角関係

envyは二者関係

jealousyが誰かの持っているものを欲しいという感情だとしたら、envyはもはやその誰かに成り替わりたいと言う欲望という感じでしょうか。

『オックスフォード現代英英辞典』第七版によれば、

jealous 

1. feeling angry or unhappy because sb you like or love is showing interest in sb else

2.feeling angry or unhappy because you wish you had sth that sb else has

3. wanting to keep or protect sth that you have because it makes you feel proud

 

envious

wanting to be in the same situation as sb else; wanting sth that sb else has

 

だそうです。jealousの3の定義なんかは、相手から見て欲しがるものを持っている感覚なんでしょうな。自分の欲望を相手に投影しているとも言えるでしょうか。こういう定義を見てみると、対象への欲望というものが結局はそれを所有する相手を真似したいという欲望の反映だという説を打ち立てたルネ・ジラールさん(でしたっけ。うろ覚え)てすごいなと思うわけです。

そしてここからは私の推測が入るのですが、jealousに関しては若干enviousより必死感が強い使い方がされるように感じます。本当なら手に入るもののはずが手に入らないというような焦燥感をその語にまとわりつかせているように思うのです。あるいはそれを裏返せば、今この手にあるものはすぐに相手に奪われてしまう可能性があるという感覚でもあります。その証左としてjealousと言う言葉は恋愛関連においてよく使われます。例えばおなじみジーニアス英和大辞典には次のような例文があります。

She gets jealous if I even look at another woman.

これこそ自分の恋人がするっと自分の手からすり抜けてしまうという恐怖を感じさせる例文ではないでしょうか。また、シェイクスピアの時代(大体16~17世紀)にjealousと言う言葉が嫉妬というよりもむしろ恋愛における疑いを示す語として使われていたこともこの語が隠し持つ恐怖を示しているように感じます。

対照的にenviousにはじっとりとした憎しみに近い悪意を感じます。イメージ的には壁から半分だけ顔を出してこっちをにらんでいるみたいな(笑)

シェイクスピアの時代にはこの語が嫉妬というよりもむしろ悪意という意味で使われていたそうです。

あとは、envyという語は上下関係に対する認識に基づいているようですね。ジーニアス英和大辞典なんかをみると、envyはねたみと同時に羨望の意味もあるそうですが、それは結局、相手よりも自分の方が劣っているという感覚を共有しているからではないかと思われます。

 

とりあえずそんな感じでしょうか。やっぱりOEDが欲しくなってきた(笑)語源までたどるともっと面白そうなのに。

初めての投稿なのに書き過ぎてしまった。続く…のかこれ?